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温が同じでも、住宅性能が違うと、その暖かさの質が違ってきます。
断熱・気密性能の低い住宅で暖房をすると、部屋の上下での温度差が大きく、天井に近い部分は暑いのに、足元は寒い。という現象がおきてしまいます。
たくさんの冷暖房機器を用いて室内を快適にしようとするのは、如何なものでしょうか?
木造住宅では、構造材が湿気を放出し、日常の生活においても家の中では湿気が高くなる要因が多々あります。折角、高気密・高断熱の住宅を作っても、適切な換気計画と通気層の設置による排出がなされていなければ、結露が発生し、快適性を損なうばかりか、住宅の寿命を縮めてしまう原因となります。
右下の表から、室温18度の時の空気中に含むことが出来る水蒸気の量は約16mmHgという単位ですが、室温が10度に下がると、約10mmHgという量の水分量しか含むことが出来ません。室温が下がり、その部屋の水分量に変化がなければ、余った約6mmHgの水分は、空気中に含むことが出来ず、水滴など目に見える形になって現れてきます。これが、結露という現象です。
例えば、冷凍庫でグラスを入れて冷やし、暖かい部屋に出して暫くすると表面にたくさんの水滴が現れます。これは、グラス表面の温度が室温より低く、その周辺の空気は当然0度近くになり、含まれきれない水分がグラスの水滴となって現れる現象と同じです。


気密・高断熱により、家全体の断熱性能を上げても、窓面は温度の変化に対し、断熱性能的に弱点があります。
サッシを木製や樹脂製にし、ペアガラスを使用し、熱を伝えにくい材質にすることで、ガラス面や、サッシ部分の結露を防止します。



●樹脂サッシ ペアガラス
強度があり、気密・断熱性能が高く、結露を防止します。結露防止のためには、日常生活でも、こんな工夫も必要です。
      
●室温を必要以上に高くしない。
●計画的な換気をし、過剰な湿気を排出する。
●開放型の石油・ガスストーブの使用を控える。
●炊事・入浴直後の際の換気。
●洗濯物の室内干しを控える。
いずれも、温度と湿気に関してがポイントとなります。
 
高気密・高断熱から生まれる住宅への効果
●室内での上下の温度差が少なくなり、冬・暖かく、夏・涼しい空間住まいが可能となる。
●オープンな間取りが可能となり、自由設計が可能となる。
●結露・カビの発生を抑制し、より、住宅の寿命が延びる。

住まいとは・・・その快適性において、個々の違いが大きく生じてはいけません。当社では、高気密・高断熱に加え、通気・遮熱にも着目し、日本ならではの四季を通じ、環境に優しい、快適な住宅を最新のノウハウで、ご提案させて頂きます。

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